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22-09 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2022年9月新譜 3点発売★
発売予定:2022年9月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3881
モーツァルト:交響曲第25番ハ短調 K.183
オットー・クレンペラー指揮
パリ・プロ・ムジカ管弦楽団
仏 POLYDOR A6345/6
1950年2月パリ、プレイエル音楽堂録音
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地の
オペラハウスでキャリアを積んだ。1927年から31年にはベルリンのクロール・オ
ペラの指揮者をつとめた。ユダヤ人だった彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメ
リカに移住、市民権を得てロサンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督になっ
た。だがカリフォルニアの土地にはなじめずその地位を離れた。第2次世界大戦
が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後にパリで
行われた。プロムジカ管弦楽団の実体はラムルー管弦楽団。この録音はSPレコ
ード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。このシリーズで同
時期に録音された交響曲「リンツ」(78CDR-3433)が出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1
DSD録音機を使用した。

78CDR-3882
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
リリー・クラウス(ピアノ)
英 PARLOPHONE R.20566/7
1948年5月7日録音
リリー・クラウス(1905-1986)はハンガリー生まれの女流ピアニスト。17歳でブ
ダペスト音楽院に入り、ベラ・バルトーク(1881-1945)、ゾルタン・コダーイ
(1882-1967)に師事した。1922年ウィーンに赴き、ウィーン音楽アカデミーでア
ルトゥール・シュナーベル(1882-1951)とエドゥアルト・シュトイアマン(1892-
1964)についてさらに研鑽を積んだ。1930年代からモーツァルトやベートーヴェ
ンの演奏家として名声を上げ、ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク(1909-
1993)と共演して各国で評判をとった。1942年インドネシア公演中にゴールドベ
ルクと共に日本軍によって拘留され大戦集結まで軟禁された。戦後イギリス国
籍を取得して演奏活動を再開、1967年からアメリカに定住した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1
DSD録音機を使用した。

78CDR-3883
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
ブレック弦楽四重奏団
ハリー・ブレック(第1ヴァイオリン)
エドワード・シルヴァーマン(第2ヴァイオリン)
ダグラス・トンプソン(ヴィオラ)
ウィリアム・プリース(チェロ)
英 DECCA K923/5
1940年3月5日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音
リーダーのハリー・ブレック(1910-1999)はロンドン生まれ。9歳でヴァイオリン
を始め、トリニティ音楽院に学び、その後プラハでオタカール・シェフチーク
(1852-1934)の薫陶を得た。ハレ管弦楽団に入団しながらマンチェスター音楽大
学でアーサー・カテラルの指導を受け、1930年にBBC交響楽団に入団し1936年ま
で在籍、退団後ブレック四重奏団を結成した。第2次世界大戦中にメンバーのシ
ルバーマンが心臓病で、トンプソンが飛行訓練中に死去、プリースの兵役など
でメンバー交代があったが1950年まで活動を続けた。一方、戦時中の1942年に
ロンドン・ウィンド・アンサンブルを設立して指揮活動をはじめ、1949年には
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを設立して、1984年まで首席指揮者を
務めた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1
DSD録音機を使用した。
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22-08 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2022年8月新譜 3点発売★
発売予定:2022年8月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3878 ※機械式録音盤(電気録音以前)の復刻音源
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
ブルーノ・ワルター指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
独 POLYDOR 69771/5
1925年3月ベルリン録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテル
ン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年
ハンブルク歌劇場の指揮者だった時、音楽監督のグスタフ・マーラー(1860-
1911)と出会い親交を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、ライプツィヒ・ゲ
ヴァントハウス管弦楽団の楽長、音楽監督を歴任、またウィーン・フィルやベ
ルリン・フィルも指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合され
ると迫害を逃れてフランス、イギリスを経てアメリカに移住した。この録音は
ラッパ吹き込み末期のもので、ワルターはこの曲をその後再録音をしなかった
ので貴重な一枚。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

78CDR-3879
ブラームス:
ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
ブッシュ弦楽四重奏団のメンバー;
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
フーゴー・ゴッテスマン(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
英 COLUMBIA LX 8685/89
1949年5月25日ロンドン、アビー・ロードEMI第3スタジオ録音
ブッシュ弦楽四重奏団のリーダー、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)と、ブッ
シュの娘婿でピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)が第2次世界大戦後
の1949年にロンドンのアビー・ロードで録音した一枚。ピアノ四重奏曲第2番
作品26は1932年に開設間もない同スタジオでHMVに録音されていた(78CDR-3790)。
この時のヴィオラ奏者はカール・ドクトルだった。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。


78CDR-3880 ※機械式録音(電気録音以前の)を含む
辻吉之助&辻久子 父・娘SP録音集

(1)ジョスランの子守唄(ゴダール)
(2)スコットランドの釣鐘草
辻吉之助(ヴァイオリン) 岩淵繁造(ピアノ)
日NITTO RECORD 1064A/B 大正13年(1924年)1月発売
機械式録音(ラッパ吹き込み) 

(3)ユモレスク(ドヴォルザーク) 途中大きな雑音
(4)ホーム・スイート・ホーム(ビショップ) 途中大きな雑音
辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(ヴァイオリン)
日NITTO RECORD 945A/B 大正12年(1923年)9月発売
機械式録音(ラッパ吹き込み)

(5)トロイメライ(シューマン)
(6)夏の名残りのバラ(庭の千草)変奏曲
辻吉之助(K. YOSHIDAの表記)(ヴァイオリン)
日NITTO RECORD 925A/B 大正12年(1923年)8月発売
機械式録音(ラッパ吹き込み)

(7)アヴェ・マリア(シューベルト)
(8)序奏とタランテラ作品43(サラサーテ)
辻久子(ヴァイオリン), 田中園子(ピアノ)
日NITCHIKU(ニッチク)JW 723A/B (1944年録音)

(9)マラゲーニャ(アルベニス)
辻久子(ヴァイオリン), 田中園子(ピアノ)
国際文化振興会 KBS-1003B(1944年録音)

辻吉之助(1898-1985)は京都出身。初め福井富之助に師事し、吉田吉之助を名
乗っていた。その後、大正末期に来日したヴァイオリニスト、ボリス・ラス
(1894-不詳)に師事した。昭和期になり、宝塚管弦楽団のコンサート・マスタ
ーをつとめた。弟子に娘の辻久子、久保田良作、和波孝禧がいた。辻久子
(1926-2021)は天才少女として1935年9歳でリサイタル・デビュー。1938年毎日
新聞社主催の音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第1位。その後、第一線で
活躍した。織田作之助の小説「道なき道」主人公の少女・寿子(ひさこ)のモデ
ルとなった。1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ「弦鳴りやまず」
が毎日放送によりTVシリーズ化され、自身も出演した。今回のSP復刻は初め
てと思われる。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。
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