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23-06 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年6月新譜 3点発売★
発売予定:2023年6月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3908
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調作品36
パウル・ファン・ケンペン指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
独 GRAMMOPHON 67608/12S
1941年ドレスデン録音
指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダ生まれ。アムステル
ダム音楽院で、ユリウス・レントヘン(1855-1932)、ベルナルト・ズヴェールス
に作曲と指揮法を、ルイ・ツィマーマン(1873-1954)にヴァイオリンを学び、ア
ムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の第2ヴァイオリン奏者としてキャリ
アをスタートした。1932年にドイツ国籍を取得し、1933年に指揮者デビュー。
1934年にドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。1942年か
ら1944年までアーヘン市立歌劇場の音楽監督をつとめた。第二次大戦後、活動
の場をオランダに移したが、戦時中のナチス政権とのかかわりを問題視され物
議を醸した。1955年アムステルダムで死去。ファン・ケンペンはSPレコード
にベートーヴェンの交響曲第5番(ドレスデン・フィル)と交響曲第8番(ベルリン
・フィル)を独 POLYDORに録音していた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3909
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー指揮
サンフランシスコ交響楽団
米 VICTOR 11-8951/53
1945年1月27日サンフランシスコ録音
ユーディ・メニューイン(1916-1999)はニューヨーク生まれのユダヤ系ヴァイオ
リニスト。 4歳からヴァイオリン教育を受け、7歳でサンフランシスコ交響楽団
と共演して初舞台を踏んだ。ルッジェロ・リッチ(1918-2012)の師でもあったル
イス・パーシンガー(1887-1966)が最初のヴァイオリン教師。その後パリでジョ
ルジュ・エネスコ(1881-1955)に、ベルリンでアドルフ・ブッシュ(1891-1952)
に師事した。このブルッフはメニューインの2回目の録音。ピエール・モントゥ
ー(1875-1964)はパリ生まれのフランスの大指揮者。1935年から1953年アメリカ
のサンフランシスコ交響楽団の指揮者をつとめ、同楽団の黄金時代を築いた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3910
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
ワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン交響楽団
英 HMV DB 1494/7
1931年1月8-9日ロンドン、キングズウェイ・ホール(協奏曲)
1930年12月17日ロンドン、小クイーンズ・ホール内スタジオC録音
アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)はポーランド生まれの大ピアニ
スト。そのレパートリーは古典派から現代音楽と幅広く、電気録音の初期から
レコード録音を始めた。生涯の前半をヨーロッパで過ごし、1937年にアメリカ
に移住した。このショパンはルービンシュタインの初期の録音で、ここに収め
られた「ワルツ嬰ハ短調」はなんとテイク8(八回やり直してOKを出した)だった。
これは限られたアーティストにのみ許されたことで、ヴァイオリンの巨匠フリッ
ツ・クライスラーにテイク 7(ベートーヴェン「スプリング・ソナタ」の第3楽
章-78CDR-3014)というのがあった。ルービンシュタインは後年ショパンのほぼ
全作品のレコード録音を完成している。指揮者のジョン・バルビローリ(1899-
1970)は1916年にヘンリー・ウッドの率いるクイーンズ・ホール管弦楽団にチェ
リストとして入団(J.S.バッハ:チェロとピアノのためのソナタが78CDR-3443で
出ている)。1925年には自らの室内管弦楽団を組織して指揮をはじめた。1936-
43年にニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者をつとめた。
SPレコード時代シュナーベルやクライスラーらの巨匠との録音があった。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。
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23-05 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年5月新譜 3点発売★
発売予定:2023年5月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3905
牧神の午後への前奏曲-マルセル・モイーズの芸術
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
フェルー: 無伴奏フルートのための3つの小品
(1)恋する羊飼い
(2)硬玉
(3)端陽
イベール:フルート協奏曲(1932-1933)
マルセル・モイーズ(フルート)
ワルテル・ストララム指揮(ドビュッシー)
ストララム管弦楽団
ウジェーヌ・ビゴー指揮(イベール)
交響楽団
1930年2月24日録音(ドビュッシー)
1933年パリ録音(フェルー)
1934年パリ録音(イベール)
フルートのマルセル・モイーズ(1889-1984)はパリ音楽院でポール・タファネル
(1844-1908)、フィリップ・ゴーベール(1879-1941)に師事し、1906年に一等賞
を得て1908年にソロ・デビューした。1913年から32年にオペラ・コミック、
1922年から32年にはストララム管弦楽団に席を置き、1932年から49年にパリ音
楽院の教授をつとめた。指揮者のウジェーヌ・ビゴー(1888-1965)はパリ音楽院
出身。シャンゼリゼ劇場の指揮者を経てパリ音楽院管弦楽団、フランス国立放
送管弦楽団、ラムルー管弦楽団、オペラ・コミックの指揮者を歴任、母校の指
揮科の教授もつとめた。2曲目の作曲者フェルーは現代音楽推進団体(トリトン)
の創立者の一人。モイーズはこのシリーズで殆どの録音が復刻されている。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3906
ダンディ:交響曲第1番ト長調「フランス山人の歌による交響曲」作品25
マルグリット・ロン(ピアノ)
ポール・パレー指揮
コロンヌ管弦楽団
仏COLUMBIA LFX 332/4
1934年5月24-25日パリ録音
作曲者ダンディが毎年夏を過ごしたセヴェンヌ地方山地の民謡を主題にして作
曲。マルグリット・ロン(1874-1966)はフランスのニーム生まれ。17歳でパリ音
楽院の一等賞を得た後、マルモンテル(1816-1898)教授のもとでさらに研鑽を
つみ、1893年にサル・プレイエルでデビューし、1906年32歳でパリ音楽院教授
に就任した。指揮者のポール・パレー(1886-1979)はノルマンディのル・トレポ
ール出身。パリ音楽院在学中の1911年、カンタータ「ヤニッツァ」でローマ大
賞を受賞。第1次世界大戦(1914-1918)にフランス陸軍に従軍したがドイツ軍の
捕虜となり、ダルムシュタット収容所生活の間に音楽家たちと交友を築いた。
大戦後は指揮者として活躍した。このシリーズで、この曲と同じセッションで
録音されたベートーヴェンの田園交響曲(78CDR-3259)が出ている。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3907
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
レオポルド・ストコフスキー指揮
ハリウッド・ボウル交響楽団
米 VICTOR 18-0020/24
1945年8月1日ロサンジェルス録音
このオーケストラは1922年にロサンジェルス地域で活動するミュージシャンが
集まって野外劇場(ハリウッド・ボウル)演奏会を開いたのが始まり。1945年に
指揮者のレオポルド・ストコフスキーのもとでハリウッド・ボウル交響楽団が
設立された。これはその最初の録音。だがこのオーケストラは7シーズンで解散
した。その後ハリウッド・ボウルでの夏のコンサートはロサンゼルス・フィル
によって続けられている。レオポルド・ストコフスキー(1882-1971)はロンドン
生まれ。1912年にフィラデルフィア管弦楽団の指揮者に就任し1940年までその
地位にあった。ストコフスキーはレコードの発展に大きく貢献した。1925年に
電気録音による初のオーケストラ録音、1932年にはベル研究所の世界初のステ
レオ録音の実験に参加し成功させた。この録音は日・米戦争終結の2週間前に行
われた。レコードはSP盤ながら従来の落とせば割れるシェラック盤ではなく、
LPと同じビニール製。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。
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23-04 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年4月新譜 3点発売★
発売予定:2023年4月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3902
「ジャック・ティボー機械式(電気以前)の録音集」
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 作品 2-8(ヴェラチーニ=サルモン編)
HMV DB801(Cc5352-1 & Cc5353-2)(Recorded 13 November 1924, Hayes, England)
「大洪水」前奏曲 作品45(サン=サーンス)(キズあり)
HMV DA620(A 29546-2)(Recorded 26 February 1924, Camden, U.S.A.)
小舟にて-「小組曲」より(ドビュッシー)(キズあり)
HMV DA620(A 29545-2)(Recorded 26 February 1924, Camden, U.S.A.)
セレニテ 作品45-5(ヴュータン)
Victrola 66064(Bb979-2)(Recoreded 6 February 1922, Hayes, England)
スラヴ舞曲第2番ト短調作品46-2(ドヴォルザーク=クライスラー編)
HMV 5-7956(Bb978-3)(Recorded 6 February 1922, Hayes, England)
楽興の時第3番ヘ長調 作品94-3(シューベルト)
カプリス第18番ヘ長調「小さなカプリス」(ローデ=ティボー編)
HMV 5-7955(Bb 982-2)(Recoreded 7 February 1922, Hayes, England)
タンブーラン(ラモー=クライスラー編)
サルタレッロ(ヴィニャフスキ=ティボー編)
HMV 5-7953(Bb 983-1)(Recoreded 7 February 1922, Hayes, England)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
ハロルド・クラックストン(ピアノ)(トラック1&2)他はピアニスト名不詳
ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀前半に活躍したフランスのヴァイオリ
ン奏者。ボルドー出身。1893年からパリ音楽院でマルタン・マルシック(1848-
1924)に師事し、1896年に一等賞を得た。生活のためにカフェのコンセール・
ルージュで弾いていたところ、指揮者のエドゥアール・コロンヌ(1838-1910)に
見いだされ楽員に採用された。その時ティボーの親友で後にパリ音楽院の教授
になったジュール・ブーシュリ(1877-1962)もコロンヌ・オーケストラの楽員に
なった。ここには1922年のHMVでの録音と1924年のアメリカVICTORへの録音と
1924年ティボー機械式録音最後のヴェラチーニが入っている。すべて超稀少
SPレコード。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの[DS-DAC
-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3903
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1938年3月7日&1939年2月27日ニューヨーク、NBC放送8Hスタジオ録音
英HMV DB 3790/2(米VICTOR 15733/5と同一録音)
アルトゥーロ・トスカニーニ(1887-1967)はイタリアのパルマ生まれ。最初チェ
ロを学んだ。1888年南米への演奏旅行中に指揮者の代役をつとめ、それを機に
指揮者に転向した。1898-1908年ミラノ・スカラ座音楽監督、1908-1915年ニュ
ーヨーク・メロポリタン歌劇場音楽監督、1926-1936年ニューヨーク・フィル音
楽監督を歴任した。1930-1931年バイロイト音楽祭に出演、1934-1937年ザルツ
ブルク音楽祭に出演した。1937年ムッソリーニの独裁政権に反対してアメリカ
に亡命、一旦引退を表明したが、NBC交響楽団が創立されて復帰し、途中一年間
の空白(1943年)があったが、1954年まで常任指揮者をつとめた。この交響曲40
番はモーツァルトの原譜にないクラリネットが加えらている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの[DS-DAC
-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3904
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番作品99
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
米 VICTOR 11-8394/7
1939年9月13日ニューヨーク録音
この名人3人のトリオは「百万ドル・トリオ」と呼ばれた。ピアノのアルトゥー
ル・ルービンシュタイン(1887-1982)はポーランド出身。20世紀を代表するピア
ニストの一人。前半生をヨーロッパで、後半生はアメリカで活躍した。演奏家
キャリアは80年以上。ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)はウ
クライナ生まれ。3歳でヴァイオリン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に
師事し、第1次世界大戦(1914-1918)中に一家でアメリカに渡り、1925年にアメ
リカの市民権を得た。その後大ヴァイオリニストとして君臨した。チェロのエ
マヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライプ
ツィヒの音楽院で名教授ユリウス・クリンゲル(1859-1933)に師事した。ナチス
を逃れて一時スイスに居を構えたが1938年アメリカに移住した。フィラデルフィ
アのカーチス音楽院で教える一方、上記の二人とのトリオで活躍したが、1942
年に40歳の若さでニューヨークで死去した。
このトリオの「大公トリオ」(78CDR-3865)も出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの[DS-DAC
-10R]DSD録音機を使用した。
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23-03 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年3月新譜 3点発売★
発売予定:2023年3月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
(今月新譜の3点はLPレコードからの復刻です)

33CDR-3899
「アンダンテ・カンタービレ~巌本真理弦楽四重奏団」
チャイコフスキー:
(1)アンダンテ・カンタービレ
(2)秋の歌~「四季」より
(3)瞑想曲ニ短調~「なつかしい土地の思い出」より
(4)メロディ変ホ長調~「なつかしい土地の思い出」より
巌本真理弦楽四重奏団(1)
巌本真理(第1ヴァイオリン)、友田啓明(第2ヴァイオリン)
北爪規世(ヴィオラ)、黒沼俊夫(チェロ)
巌本真理(ヴァイオリン)、黒沼俊夫(チェロ)、坪田昭三(ピアノ)(2)
巌本真理(ヴァイオリン)、坪田昭三(ピアノ)(3)(4)
日Toshiba Records JCO-1040(Mono) (LP特有のパチ・ノイズがあります)
(1959年頃録音)
正式には1964年にデビューした巌本真理弦楽四重奏団の演奏(1)が聴ける。巌本
真理(1926-1979)は東京生まれ。6歳から高名なヴァイオリン教師の小野アンナ
(1898-1979)に師事した。1937年12歳の時、第6回日本音楽コンクールで第1位。
1939年にデビュー・リサイタルを開いた。1948年から音楽学校(現東京藝術大学
音楽学部)の教授を務めた後、1951年に渡米し、ジュリアード音楽院でルイ・パ
ーシンガー(1887-1967)、ジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に師事し、ニュー
ヨークのタウン・ホールでリサイタルを開いた。帰国後ソロ奏者として積極的
に活躍する一方、1964年に巌本真理弦楽四重奏団を結成した。この録音は創立
間もない東芝電気のレコード部門で録音されたもの。
巌本真理はこのシリーズでJ.S.バッハ:シャコンヌ(78CDR-3200)、G線上のアリア
(33CDR-3469)、アヴェ・マリア(33CDR-3470)、ベートーヴェンのロマンス
(33CDR-3479)、ルクー:ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-3486)が出ている。
復刻には今秋発売予定のダイレクト・カップルMC型カートリッジとKORGの
DS-DAC-10R録音機を使用した。

33CDR-3900
「ミシェル・ブシノ・ヴァイオリン・リサイタル」
コレッリの主題による変奏曲(タルティーニ=クライスラー編)
アンダンティーノ(マルティーニ)
奇想曲第13番(パガニーニ)
奇想曲第9番「狩り」(パガニーニ)
アヴェ・マリア (シューベルト=ヴィルヘルミ編)
マズルカ(イザイ)
ポロネーズ ニ長調(ヴィニャフスキ)
踊る人形(ポルディーニ=クライスラー編)
子守歌(フォーレ)
ツィィガーヌ(ラヴェル)
ミシェル・ブシノ(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・デフレヌ(ピアノ)
仏Disques Festival JON 100.027(Mono)
1955年頃パリ録音
パリ音楽院ヴァイオリン科の名教授ジュール・ブーシュリ(1878-1962)に師事し
たミシェル・ブシノ(1929-)はボルドー生まれ。1943年に一等賞を得て卒業。
1953年のロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門で入賞。このコン
クールの審査員の一人だったダヴィド・オイストラフ(1908-1974)がソ連政府を
説得しブシノを助手にした。その後ブシノはベルギーのクイーン・エリザベス
音楽コンクールでも入賞した。ブシノはフランス国立管弦楽団に席を置き、
ジョルジュ・プレートル指揮のサン=サーンス「死の舞踏」の中でソロを聴く
ことができる。
本シリーズでヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番(78CDR-3029)が出ている。 
復刻には今秋発売予定のダイレクト・カップルMC型カートリッジとKORGの
DS-DAC-10R録音機を使用した。

33CDR-3901
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」(和声と創意への試み作品8)
ジュリアン・オレフスキー(ヴァイオリン)
ヘルマン・シェルヘン指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ヴァイオリンのジュリアン・オレフスキー(1926-1985)はドイツ生まれ。1935年
に家族とともにアルゼンチンのブエノスアイレスに移住、ヴァイオリニストと
して研鑽を積んだ。1947年にアメリカに移り、1949年にニューヨークのタウン
・ホールでデビュー、1950年にカーネギー・ホールで4回のリサイタルを行った。
1959年には来日したこともある。演奏家として活躍すると同時にマサチューセッ
ツ大学で後進の指導にあたった。59歳の時に心臓麻痺で他界した。指揮者のヘ
ルマン・シェルヘン(1891-1966)はドイツ出身。1951年以降ウィーンに設立され
た新興レコード会社WESTMINSTERで多くのレコーディングを行った。バロック、
古典派から当時の現代音楽まで広いレパートリを誇った。
復刻には今秋発売予定のダイレクト・カップルMC型カートリッジとKORGの
DS-DAC-10R録音機を使用した。
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23-02 No.1 [音楽]

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年2月新譜 3点発売★
発売予定:2023年2月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3896
アンリ・マルトーの芸術
カルメン幻想曲(ビゼー=サラサーテ編)
独 HMV EH 104A(Recoreded 12 December 1927, Berlin)
メヌット(ボッケリーニ=マルトー編)
独 ELECTROLA EH 244A(Recorded 6 November 1928, Berlin)
悲しいアダージョ(ゴダール=マルトー編)
独 ELECTROLA EH 244B(Recorded 5 November 1928, Berlin)
ハンガリー舞曲第6番(ブラームス=ヨアヒム編)
独 ELECTROLA EH 248A(Recorded 6 November 1928, Berlin)
ハバネラ(サラサーテ)
独 ELECTROLA EH 248B(Recorded 6 November 1928, Berlin)
G線上のアリア(J.S.バッハ=ヴィルヘルミ編)
独 HMV EH 397A(Recorded June 1930, Berlin)
セレナード(シューベルト=マルトー編)
独 HMV EH 397B(Recorded June 1930, Berlin)
カルメン幻想曲(ビゼー=サラサーテ編)
独 HMV EH 413A(Recorded 5 November 1928, Berlin)
独 HMV EH 413B(Recorded June 1930, Berlin)
アンリ・マルトー(ヴァイオリン)
パンチョ・ウラディゲロフ(ピアノ)
クレメンス・シュマルシュティヒ(ピアノ)
アンリ・マルトー(1874-1934)はフランスのランス生まれのヴァイオリニスト、
作曲家。パリ音楽院でジュール・ガルサン(1830-1896)に師事、1892年に一等賞
を得た。その後スイスのジュネーヴ音楽院、ベルリンの高等音楽院で教鞭をとっ
たが、第一次世界大戦中に母国フランスと滞在地のドイツの両国からスパイ容
疑がかけられたためスウェーデンに逃れ、1915年に市民権を得た。1999年にア
ンリ・マルトー国際ヴァイオリン・コンクールが開催された。マルトーのSP
盤は製造国がイギリスであっても、発売国がドイツだったため流通量が少なく
SPレコード時代から入手が困難だった。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3897
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲変ロ長調作品133「大フーガ」
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA LX 103/4
1930年2月19日録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ
ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2
ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート
がイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィド
・ポッパー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、
1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年間、田舎の村にこ
もって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居合わせた
作曲家のラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、彼らをパリに招いた。公演は
センセーショナルの成功を収めた。1927年のベートーヴェン没後100年を記念し
て16曲の弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録
音した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。

78CDR-3898
プーランク:オーバード(ピアノと18の楽器のための舞踊協奏曲)
フランシス・プーランク(ピアノ)
ワルテル・ストララム指揮
コンセール・ストララム
仏 COLUMBIA LF 33/35
1930年1月20&22日パリ、シャンゼリゼ劇場録音
フランシス・プーランク(1899-1963)はスペイン出身のリカルド・ビネス(1875
-1943)にピアノを、作曲はシャルル・ケクラン(1867-1950)に学んだ。フランス
「6人組」の一人としてエリック・サティ(1866-1925)やモーリス・ラヴェル
(1872-1937)から影響をうけ、フランス風エスプリに富んだ作品を残した。プー
ランクのピアノの師ビネスの演奏は「リカルド・ビネスの芸術」(78CDR-3895)
で聞ける。この曲はプーランクが1929年に作曲した舞踏を伴う鍵盤楽器のため
に作曲した5曲の協奏曲の第2作目にあたる。作曲者自身のピアノで初演された。
バレエのあらすじは、森に住む、純潔と貞節の女神ディアーヌ(ギリシャ神話
のアルテミス、ローマ神話のディアナ)は自らの定めた神の掟によって恋をす
ることができず、夜明けのたびに悲しい思いをするという幻想的な筋書き。
指揮者のワルテル・ストララム(1876-1933)は1926年にパリのオーケストラの
中から名手を募り、コンセール・ストララムを結成した。1928年にラヴェルの
「ボレロ」の初演の指揮をした。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジの上級モデル〔ゼロSP 78rpm〕(3mil 針)とコルグの
[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。
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23-01 No.1

★ダイレクト・トランスファー CD-R 2023年1月新譜 3点発売★
発売予定:2023年1月下旬発売予定 価格:各1枚 ¥800(税込み)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3893
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV1052
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
フリッツ・シュティードリー指揮
ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック管弦楽団
米 COLUMBIA 11379/81-D
1940年4月24日ニューヨーク、リーダークランツ・ホール録音
J.S.バッハのチェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052の原曲。ヨーゼフ・シゲ
ティ(1892-1973)はハンガリーのブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でイェノ
・フバイ(1850-1937)に師事した。1905年、13歳でベルリン・デビュー、大ヴァ
イオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917年から24年
にスイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。指揮者の
フリッツ・シュティードリー(1883-1968)はウィーン生まれ。ウィーン大学で法
学を学んでいた時、グスタフ・マーラー(1860-1911)に楽才を見いだされマーラ
ーの助手としてウィーン宮廷歌劇場より任命された。1933年ヒトラーへの反撥
からドイツを去り、1934年から37年までレニングラード・フィルハーモニー管
弦楽団の首席指揮者をつとめた。1937年にアメリカに移住し、ニューヨークの
ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック管弦楽団の指揮者になった。
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78CDR-3894
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調作品135
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA L 1918/20
1926年11月29日ロンドン、ウィグモア・ホール録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ
ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェネ・レナー(1894-1948)、第2
ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート
がイェネ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィ
ド・ポッパー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だった
が、1918年のハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年に渡って田舎
の村にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居
合わせた作曲家のラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、彼らをパリに招いた。
公演はセンセーショナルな成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年に
アメリカにデビューした。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の
弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。
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78CDR-3895
リカルド・ビネスの芸術
(1)グラナダ(アルベニス)
Fr. COLUMBIA LFX 73b (WLX 1416-1) (Recorded 17 June 1930, Paris)
(2)a.メリーゴーランドのオルガン
b. 軽業師のポルカ(マヌエル・ブランカフォルト)
Fr. COLUMBIA LFX 73a (WLX 1146-1) (Recorded 4 November 1929, Paris)
(3)グラナダの夕べ(ドビュッシー)
Fr. COLUMBIA D 15245b (WLX 1150) (Recorded 7 November 1929, Paris)
(4)朱色の塔 (アルベニス)
Fr. COLUMBIA D 15245a (WLX 1147) (Recorded 4 November 1929, Paris)
(5)ムルシアの庭園で(トゥリーナ)
Fr. COLUMBIA LF 12a (WL 1888) (Recorded 13 November 1929, Paris)
(6)ミラマール(トゥリーナ)
Fr. COLUMBIA LF 12b (WL 1889) (Recorded 13 November 1929, Paris)
(7)オリエンタル(アルベニス)
Fr. COLUMBIA LF 42a (WL 2330-1) (Recorded 6 June 1930, Paris)
(8)セギディーリャ(アルベニス)
Fr. COLUMBIA LF 42b (WL 2331-1) (Recorded 6 June 1930, Paris)
(9)アルベニスのタンゴ
U.K. HMV DA 4885a (OLA 1208-1□) (Recorded 22 July 1936, Paris)
(10)スペインのセレナーデ(アルベニス)
U.K. HMV DA 4885b (OLA 1209-1□) (Recorded 22 July 1936, Paris)
リカルド・ビネス(ピアノ)
リカルド・ビネス(1875-1943)はスペインのピアニスト。その昔フランス語読み
でヴィーニェスと呼ばれていた。1885年にバルセロナ音楽院に入学し、1887年
にピアノ賞を受賞、その後パリに移住し、パリ音楽院でシャルル・ウィルフリッ
ド・ド・ベリオにピアノを、作曲と和声をバンジャマン・ゴダールとアルベー
ル・ラヴィニャックに師事した。1895年サル・プレイエルでデビュー。その後、
ロシア、ヨーロッパと南米諸国にツアー、1931年から1935年までアルゼンチン
に住み、1936年にパリに戻った。レパートリーは古典作品に加えて、フランス、
スペイン、ロシアの作曲家のピアノ曲をレコード録音し、SPレコード時代か
ら人気があった。あらえびす著「名曲決定盤」にも登場していた。
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22-12 No.1 [音楽]

★これまでダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイルのUSBメモリー
での販売も行ってまいりましたが、DSDファイルのダウンロード販売の環境も
整ってまいりましたので、USBメモリーでの販売は終了とさせていただきます。
ダウンロード販売は引き続き下記のサイトで行っておりますので、ご利用を
よろしくお願いいたします。
ダウンロード・販売サイト: https://shinshuu.com/dsda/

★You Tubeで一部タイトルが試聴できます。
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78CDR-3890
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品25「古典交響曲」
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
仏 VSM SL141/42 (英HMV C3729/30と同一録音)
1948年2月4,5,6日ベルリン録音
指揮者35歳の初録音レコード。セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)はルーマ
ニア生まれ。ベルリンに学び、その地で第2次世界大戦の終戦を迎えた。当時ベ
ルリン・フィルの常任指揮者だったヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-
1954)が大戦中のナチスとの関係をとがめられ謹慎生活をおくっていた。後継の
指揮者にレオ・ボルヒャルトが選ばれたが、ボルヒャルトが急死したため、後
任者さがしコンクールが開かれ応募したチェリビダッケが審査員全員一致で優
勝し、ボルヒャルトの死の8日後にベルリン・フィルの野外コンサートで指揮者
デビューした。1947年のフルトヴェングラー復帰後もチェリビダッケはベルリ
ン・フィルに留まっていたが、1954年フルトヴェングラーの死後カラヤンがベ
ルリン・フィルの首席指揮者になってから、イタリア、スウェーデンのオーケ
ストラに客演した。この録音はチェリビダッケが35歳の初録音。約4分のSP
レコード一面に 1日を費やすこの指揮者の姿がデータから窺える。
チェリビダッケはこのシリーズでロンドン・フィルを指揮したモーツァルト:
交響曲第25番K.183(78CDR-3254)が出ている。
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78CDR-3891
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調作品81a「告別」
レオポルド・ゴドフスキー(ピアノ)
英 COLUMBIA L2354/55
1929年5月31日ロンドン録音
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938)はロシア帝国リトアニア、ビリニュス近
郊、ソシュリー生まれ。14歳でベルリンのケーニヒグリヒェ音楽院に入ったが、
すぐにアメリカに赴き人生の大半をアメリカで過ごした。ピアノは独学とされ
ている。アメリカではニューヨーク音楽大学で教鞭をとり、1891年に市民権を
獲得した。その後、フィラデルフィア、シカゴの音楽大学で教え、1909年から
1914年までウィーンで教えていた。機械式録音時代からレコード録音をしてい
た。電気録音時代(1925-)になって英コロンビアに入れ始めたが、1930年6月17日
の録音中に脳卒中で倒れ、以降公開演奏から姿を消した。弟子にはギレリスや
リヒテルの師ゲンリヒ・ネイガウス(1888-1964)やホルヘ・ボレット(1914-1990)
等がいる。
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78CDR-3892
ベートーヴェン:ヴィオリン・ソナタ第3番変ホ長調作品12-3
フランツ・フォン・ヴェチェイ(ヴァイオリン)
グィード・アゴスティ(ピアノ)
独 POLYDOR 62717/19
1934年11月24日録音
ヴァイオリンのフランツ・フォン・ヴェチェイ(1893-1935)はハンガリー出身。
8歳の時ブダペストでイェネー・フバイ(1858-1937)に師事し、2年後の10歳の時
ベルリンのヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に入門し神童として輝かしい道を歩
んだ。1910年代から20年代にはヨーロッパ屈指のヴァイオリニストとして名を
馳せ、一時はベラ・バルトーク(1881-1945)を伴奏者にして演奏旅行をしたこと
もあった。フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865-1957)はヴァイオリ
ン協奏曲をヴェチェイに献呈した。ヴェチェイは作曲も手がけ超絶技巧を要す
るヴァイオリン曲を数多く書いた。ピアノのグィード・アゴスティ(1901-1989)
はイタリアのピアニスト。フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)の弟子だった。
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22-11 No.1 [音楽]

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78CDR-3887
南国のばら ブルーノ・ワルター ヨハン・シュトラウス2世SP録音集
ヨハン・シュトラウス 2世
南国のばら作品388
ウィーン気質作品354
喜歌劇「こうもり」序曲
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
ブルーノ・ワルター指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1) 1930年2月14日録音
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(2.3) 1929年1月10-11日録音
交響楽団(4) 1929年5月18日ロンドン録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はベルリンのシュテルン音楽院を卒業後ピアニ
ストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年ハンブルク歌劇場の指揮
者だった時、そこの音楽監督だったグスタフ・マーラー(1860-1911)と出会い親
交を深めた。ここに収録したヨハン・シュトラス2世の作品集は、若き日のワル
ターが指揮者を務めた各地のオーケストラで録音したもの。SPレコードがマ
イクロフォンを使用した電気録音(1925-)初期のもの。
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78CDR-3888
マリユス・カザドシュ:
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲ニ長調 K.Anh.294a 「アデライデ」
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー指揮
パリ交響楽団
英 HMV DB 2268/70
1934年5月14日パリ、アルベール・スタジオ録音
この曲は作曲者モーツァルトによるヴァイオリン独奏部と低音楽譜の自筆譜が
あるとされ、1933年に新発見のモーツァルトの作品としてマリユス・カザド
シュ(1892-1981)によって出版された。ルイ15世の王女アデライドに捧げられ
た曲ということからこの名があるが、後にカザドシュの偽作であることが判明
した。SPレコード時代に評判だった作品で、再発売の要望が高かった。ユー
ディ・メニューイン(1916-1999)はアメリカ生まれのユダヤ系ヴァイオリン奏
者。パリでジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に、ベルリンでアドルフ・ブッ
シュ(1891-1952)に師事した。ピエール・モントゥー(1875-1964)はフランスの
大指揮者。ここで指揮をしているパリ交響楽団の初代指揮者(1929-1935)だっ
た。
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録音機を使用した。

78CDR-3889
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
エミール・フォン・ザウアー(ピアノ)
フェリックス・ワインガルトナー指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 COLUMBIA LX789/91
1938年12月1日パリ録音
ピアノのエミール・フォン・ザウアー(1862-1942)は大作曲家フランツ・リスト
(1811-1886)の最晩年の弟子の一人。モスクワ音楽院卒業後1884年から85年に
ヴァイマルでリストの薫陶を得た。その後ウィーン音楽院のピアノ科でマスタ
ークラスを持つ傍ら、1880年代から1930年代まで演奏家としてヨーロッパから
アメリカと国際的に活躍した。リストのピアノ協奏曲第2番もSPに録音して
いた。指揮者のフェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)はオーストリアの
大指揮者。ライプツィヒ音楽院出身。1882年、ヴァイマールでリストに師事、
1884年に指揮者デビュー。1887年にグスタフ・マーラーの後任としてウィーン
宮廷歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した。
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22-10 No.1 [音楽]

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78CDR-3884
ブッシュ=ゼルキン初期電気録音集
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV.1021
ヴィヴァルディ=ブッシュ編:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品2-1
ジェミニアーニ=ブッシュ編:シチリアーノ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調作品12-3
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリン奏者。1922年からピ
アノのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んで活躍した。1936年ゼル
キンはブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチスのユダヤ人迫害
を避けてアメリカに移住した。その後ブッシュもアメリカに渡り1939年に定住
した。
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78CDR-3885
J.S.バッハ:ハープシコード協奏曲第1番ニ短調 BWV 1052
¥ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
ウジェーヌ・ビゴー指揮 管弦楽団
仏 LA VOIX DE SON MAITRE DB 11229/31
1938年12月1日パリ、アルベール・スタジオ録音
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランドのワルソー生まれ。20世紀最高
のハープシコード&ピアノ奏者。彼女は演奏家、音楽学者、教授で1900年から
13年間パリのスコラ・カントルムで教鞭をとった。二列の鍵盤と七個のペダル
を有する自分のハープシコードをパリのプレイエル社に特注し、生涯この楽器
を使用した。1940年フランス国籍を得たが、1941年ドイツ軍のフランス侵攻に
よりアメリカにのがれた。パリに残したハープシコードは後にアメリカ軍に
よって彼女の手元に届けられた。指揮者のウジェーヌ・ビゴー(1886-1985)は
パリ音楽院出身。シャンゼリゼ劇場の指揮者を経て1923年パリ音楽院管弦楽団、
1928年にフランス国立放送管弦楽団、1935年にラムルー管弦楽団、オペラ・コ
ミックの指揮者を歴任。パリ音楽院の指揮科教授もつとめた。
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78CDR-3886
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590
ブダペスト弦楽四重奏団
ヨーゼフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)
アレクサンダー・シュイナイダー(第2ヴァイオリン)
イシュトヴァン・イポリー(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
米 VICTOR 16916/8(英HMV DB2514/6と同一録音)
1935年4月29-30日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音)
ブダペスト弦楽四重奏団は1917年にブダペスト歌劇場管弦楽団のメンバー4人に
よって結成され1967年に解散した。1932年に初代のリーダーだったエミール・
ハウザー(在籍1917-32)からヨーゼフ・ロイスマン(1900-1974)になり、アメリ
カをベースに活動し20世紀中期最高の弦楽四重奏団として君臨した。アレクサ
ンダー・シュナイダー(在籍1933-45、1955-67)は第2ヴァイオリン奏者で一時
期ソリストと自らの四重奏団を結成し活動していた。ヴィオラのイシュトヴァ
ン・イポリー(在籍1917-36)はボリス・クロイト(在籍1936-67)に代わった。
チェロのオリジナル・メンバーであるハリー・ソン(在籍1917-30)はミッシャ
・シュナイダー(在籍1936-67)に代わった。ヴィオラのイポリーがオリジナル
・メンバーのハンガリー人、他はロシア人。
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22-09 No.1 [音楽]

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78CDR-3881
モーツァルト:交響曲第25番ハ短調 K.183
オットー・クレンペラー指揮
パリ・プロ・ムジカ管弦楽団
仏 POLYDOR A6345/6
1950年2月パリ、プレイエル音楽堂録音
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地の
オペラハウスでキャリアを積んだ。1927年から31年にはベルリンのクロール・オ
ペラの指揮者をつとめた。ユダヤ人だった彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメ
リカに移住、市民権を得てロサンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督になっ
た。だがカリフォルニアの土地にはなじめずその地位を離れた。第2次世界大戦
が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後にパリで
行われた。プロムジカ管弦楽団の実体はラムルー管弦楽団。この録音はSPレコ
ード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。このシリーズで同
時期に録音された交響曲「リンツ」(78CDR-3433)が出ている。
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78CDR-3882
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
リリー・クラウス(ピアノ)
英 PARLOPHONE R.20566/7
1948年5月7日録音
リリー・クラウス(1905-1986)はハンガリー生まれの女流ピアニスト。17歳でブ
ダペスト音楽院に入り、ベラ・バルトーク(1881-1945)、ゾルタン・コダーイ
(1882-1967)に師事した。1922年ウィーンに赴き、ウィーン音楽アカデミーでア
ルトゥール・シュナーベル(1882-1951)とエドゥアルト・シュトイアマン(1892-
1964)についてさらに研鑽を積んだ。1930年代からモーツァルトやベートーヴェ
ンの演奏家として名声を上げ、ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク(1909-
1993)と共演して各国で評判をとった。1942年インドネシア公演中にゴールドベ
ルクと共に日本軍によって拘留され大戦集結まで軟禁された。戦後イギリス国
籍を取得して演奏活動を再開、1967年からアメリカに定住した。
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78CDR-3883
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
ブレック弦楽四重奏団
ハリー・ブレック(第1ヴァイオリン)
エドワード・シルヴァーマン(第2ヴァイオリン)
ダグラス・トンプソン(ヴィオラ)
ウィリアム・プリース(チェロ)
英 DECCA K923/5
1940年3月5日ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ録音
リーダーのハリー・ブレック(1910-1999)はロンドン生まれ。9歳でヴァイオリン
を始め、トリニティ音楽院に学び、その後プラハでオタカール・シェフチーク
(1852-1934)の薫陶を得た。ハレ管弦楽団に入団しながらマンチェスター音楽大
学でアーサー・カテラルの指導を受け、1930年にBBC交響楽団に入団し1936年ま
で在籍、退団後ブレック四重奏団を結成した。第2次世界大戦中にメンバーのシ
ルバーマンが心臓病で、トンプソンが飛行訓練中に死去、プリースの兵役など
でメンバー交代があったが1950年まで活動を続けた。一方、戦時中の1942年に
ロンドン・ウィンド・アンサンブルを設立して指揮活動をはじめ、1949年には
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを設立して、1984年まで首席指揮者を
務めた。
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MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1
DSD録音機を使用した。
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