SSブログ

12-05 No.3 [日記]

<Linn>
CKD 401(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3580
ハイドン:オラトリオ《天地創造》Hob.XXI-2
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)、キース・ジェイムソン(テノール)、
ケヴィン・ディーズ(バス・バリトン)、
マーティン・パールマン(指揮)、ボストン・バロック
1798年の初演以来、偉大な合唱のレパートリーとして演奏が繰り返されてきた
ハイドンの「天地創造」。ハイドンの権威として、数多くの業績を残してきた
マーティン・パールマンとボストン・バロックの「天地創造」は、現地のボス
トン・グローブ誌でも絶大な評価を受けており、リン・レコーズの優秀録音で
再現される演奏への期待は非常に大きい。

CKD 399(SACD-Hybrid) ¥2380
ローズ:ヴィオールとオルガンのためのコンソート・セット集 ――
5声のコンソート・セット ト短調/5声のコンソート・セット イ短調
5声のコンソート・セット ハ短調/5声のコンソート・セット ハ長調
6声のコンソート・セット ト短調/6声のコンソート・セット ヘ長調
6声のコンソート・セット 変ロ長調
ファンタズム〔ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール&ディレク
ター)、ウェンディ・ギレスピー(トレブル・ヴィオール)、ジョナサン・マン
ソン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィ
オール)、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコ
ラ(バス・ヴィオール)〕、ダニエル・ハイド(オルガン)
17世紀、ルネサンス時代のイギリスにおけるヴィオール作曲家の第2世代を代
表的存在に位置付けられるウィリアム・ローズ。
ヴィオールの特性を最大限に引き出すことに長けた手腕、独創的な作曲技法の
持ち主だったローズは、ヴィオール音楽の歴史を語る上で欠かすことの出来な
い大きな存在である。
ファンタズムはチャンネル・クラシックス(Channel Classics)時代にもローズ
のヴィオール作品を録音しており、約10年という歳月を経てリン・レコーズで
実現した新録音は、演奏、音質の両面で注目を集めることだろう。




<Chandos>
CHSA 5104(SACD-Hybrid) ¥2580 ※5月7日までのご注文特価 ¥2080
ネーメ・ヤルヴィ・コンダクツ・サン=サーンス
サン=サーンス:管弦楽作品集 ――
歌劇《サムソンとダリラ》Op.47より ダンス・バッカナール
交響詩《オンファールの糸車》Op.31/交響詩《ファエトン》Op.39
交響詩《死の舞踏》Op.40/交響詩《ヘラクレスの青春時代》Op.50
アルジェリア組曲Op.60より フランス軍隊行進曲
歌劇《黄色の姫君》Op.30より 序曲/リスボンの一夜Op.63
スパルタクス/戴冠式行進曲ハ長調Op.117
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
父ヤルヴィとRSNOが選んだサン=サーンスの管弦楽作品は、1902年のエドワ
ード7世の戴冠式のために書かれた「戴冠式行進曲」を除き、いずれも作曲家
人生の前半に作曲された若き日の秀作。
「死の舞踏」や「ダンス・バッカナール」、「フランス軍隊行進曲」など優
れた作品でありながらも、「オルガン付き」があまりにも有名なためその陰
に隠れてきたサン=サーンスの管弦楽作品たち。ブラス・セクションを豪快
に鳴らすダイナミックな"ヤルヴィ・サウンド"が、サン=サーンスの管弦楽
作品の醍醐味を余すことなく伝えてくれるに違いない。
ヤルヴィとサン=サーンス。その組み合わせも話題必至!
録音:2011年9月14日-15日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)

CHAN 0789 ¥2080
バード:
グレート・サーヴィス(大典礼曲)
詩篇114番《イスラエルの民はエジプトを出で》
アンセム《神に向かいて喜びもて歌え》/前奏曲ハ長調(オルガン独奏)
詩篇47番《すべての人よ、手を打ち鳴らせ》
ヴァース ハ長調(オルガン独奏)
アンセム《おお主よ、御身のしもべエリザベスが》
ムジカ・コンテクスタ、
イングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブル、
スティーヴン・ディヴァイン(オルガン)
イギリス・ルネサンスの巨星ウィリアム・バード(c.1540-1623)が、カトリッ
ク教徒としての信仰を貫きながらも、激動の時代を生き抜くために作曲を行っ
た英国国教会のための礼拝の音楽「グレート・サーヴィス(大典礼曲)」。
バードの英語による宗教作品の傑作であり、英国国教会史上における最高傑作
とも称されている。
1992年にイーリー大聖堂でデビューを果たした英国古楽界期待のアンサンブ
ル、ムジカ・コンテクスタが、詩篇、アンセム、オルガン独奏曲を加え、英
国国教会のための壮麗な典礼音楽を甦らせる。
録音:2011年5月2日-5日、セント・ジョンズ教会(アッパー・ノーウッド)

CHAN 10724 ¥2080
ラフマニノフ:
楽興の時Op.16/練習曲集《音の絵》Op.33
コレルリの主題による変奏曲Op.42
シャイン・ワン(ピアノ)
「アール・ワイルへのトリビュート・アルバム」(CHAN 10626)で華麗なシャン
ドス・デビューを飾った中国系アメリカ人の女流ピアニスト、シャイン・ワ
ン。カーネギー・ホールやリンカーン・センターでの活躍が認められ、完成
された輝かしいテクニック、優れた音楽的才能が高く評価されているシャイン
・ワンのシャンドス第2弾は、ロシアン・ロマン、ラフマニノフ!
"アール・ワイルド"から"ラフマニノフ"へ ――。シャイン・ワン、躍進の予
感が漂う。
録音:2011年11月7日-8日&2012年2月10日、
アメリカ芸術文化アカデミー(ニューヨーク)

CHAN 10723 ¥2080
ファイル・カット - ギター四重奏による映画音楽集 ――
ジャンゴ・ラインハルト(1910-1953):
マイナー・スウィング(映画《ショコラ》より)
グスターボ・サンタオラヤ(1952-):
デ・ウシュアイア・ア・ラ・キンカ(映画《モーターサイクル・ダイアリーズ》
より)
エリオット・ゴールデンサール(1954-):テーマ(映画《フリーダ》より)
ブライアン・アダムズ(1959-)&マイケル・アーノルド・カーメン(1948-2003)
&ロバート・ジョン・"マット"・ランジ(1948-):
リアリー・ラヴド・ア・ウーマン(映画《ドンファン》より)
ジェームズ・ホーナー(1953-):テーマ(映画《タイタニック》より)
スタンリー・マイヤーズ(1930-1993):
カヴァティーナ(映画《ディア・ハンター》より)
ジョン・ウィリアムズ(1932-):テーマ(映画《シンドラーのリスト》より)
マイケル・ナイマン(1944-):楽しみを希う心(映画《ピアノ・レッスン》より)
マックス・スタイナー(1888-1971):テーマ(映画《避暑地の出来事》より)
カルロス・ガルデル(1890-1935):ポル・ウナ・カベーサ(映画《夢の香り》)
フランシス・レイ(1932-):テーマ(映画《ある愛の詩》より)
アントーン・カラス(1906-1985):テーマ(映画《第3の男》より)
ミキス・テオドラキス(1925-):
ファイアー・インサイド(映画《その男ゾルバ》より)
マイク・オールドフィールド(1953-):
チューブラー・ベルズ(映画《エクソシスト》より
坂本龍一(1952-):テーマ(映画《戦場のメリークリスマス》より)
ルイス・エンリケ・バカロフ(1933-):
テーマ(映画《イル・ポスティーノ》より)
アクアレル・ギター四重奏団〔マイケル・ベイカー(ギター)、
ヴァシリス・ベッサス(ギター)、ジェームズ・ジャーヴィス(ギター)、
ロリー・ラッセル(ギター)〕
「ブラジルの精神」(CHAN 10512)、「ダンス」(CHAN 10609)に続くシャンドス
専属アーティスト、アクアレル・ギター四重奏団のレコーディング第3弾は"ギ
ター四重奏版"の映画音楽集。
1950年代から2000年代初頭にかけて公開された名作映画からの音楽を、アクア
レル・ギター四重奏団はメンバーのオリジナル・アレンジで披露!
オリジナル・スコアを活かしながら、ギター4本というシンプルなスタイルと
サウンドの魅力を加えた"ギター四重奏版"映画音楽集。ギター・ファン、映画
音楽ファン要チェックの新録音です。
録音:2011年12月16日-20日、
リヴァプール大学レコーディング・スタジオ(イギリス)

CHSA 5105(SACD-Hybrid) ¥2580
ルネ・クラウセン:合唱作品集 ――
命と息吹きのある全てのもの/おお、大いなる神秘/タイガー/子羊
二重合唱のためのミサ曲(世界初録音)/マニフィカト/祈り
二重合唱のための《おお、すべての人よ》/わたしを刻みつけて
カンザス・シティ・コーラル、チャールズ・ブルフィー(指揮)
イェイロ(ヤイロ)の合唱作品集(CHSA 5100)での歌声が印象深いチャールズ・
ブルフィーとカンザス・シティ・コーラルが、現代のアメリカで最も人気のあ
る合唱作曲家の1人であり、20年以上に渡りコンコルディア合唱団の指揮者を
務めてきたルネ・クラウセン(1953-)の合唱作品を歌う。
コンサート・レパートリーとしても有名な代表作「わたしを刻みつけ
て(Set me as a Seal)」や、カンザス・シティ・コーラルのために作曲され
た「二重合唱のためのミサ曲」、マザー・テレサのテキストを用いた「祈り
(Prayer)」など、クラウセンの信仰心が伝わる優れた作品の数々は、合唱関
係者必聴のリリースです。
録音:2011年1月15日-17日、カンザス・シティ(アメリカ)

●Chandos 2for1
CHAN 241-42 2枚組(1枚価格) ¥2180
ヒコックス・レガシー - タヴナー ――
タヴナー:ウィー・シャル・シー・ヒム・アズ・ヒー・イズ*
エイス・タナトン+/セオファニー#
リチャード・ヒコックス(指揮)、
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)*/+、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)*、
アンドルー・マーガットロイド(テノール)*、
スティーヴン・リチャードソン(バス)+、
BBCウェールズ合唱団*、ブリテン・シンガーズ*、チェスター祝祭合唱団*、
BBCウェールズ交響合唱団*、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア+、
ボーンマス交響楽団#
2008年11月に志半ばでこの世を去った英国音楽の伝道師、リチャード・ヒコッ
クスがシャンドスに遺した音楽遺産を復刻する"ヒコックス・レガシー"の
第1弾!
イギリスの神秘主義の作曲家、ジョン・タヴナー(1944-)の重要な理解者でも
あったヒコックス。ヒコックスの優れた合唱指揮者としての手腕が発揮された
名演である。




<OTAKEN RECORDS>
TKC-338 ¥2080
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55
(2)シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月26-27日、
(2)1950年1月19-21日ウィーン・ムジークフェラインザール
音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤(疑似ステレオ)
いわゆる白レーベル非売品見本盤とは、作り立てのメタル原盤から最初に手動
でプレスされ、一部の関係者に一般発売前に配布されたレコードのことです。
これらのレコードは、私どもが昔聴いた量産市販品とは似て非なるもので、
その音質の違いは一聴瞭然です。この度、ほとんど手付かずの状態で発見され
た一連のブライトクランク非売品見本盤は、元のブライトクランクの音はこん
なに美しく自然なものであったかと、ブライトクランクに対する評価を一変さ
せるものと思われます。
併録の未完成はエロイカより古い録音ですが、エロイカと比べても古さを全く
感じさせない音質で、演奏の方も詩情にあふれた、たいへん美しいものとなっ
ております。
(オタケン・レコード太田憲志)




<ICA CLASSICS>
ICAC-5075 ¥1750
ベルリオーズ:レクイエム Op.5
ニコライ・ゲッダ(テノール)
北ドイツ放送合唱団(合唱指揮…マックス・トゥルン)
ケルン放送交響楽団&ケルン放送合唱団
(合唱指揮…ベルンハルト・ツィメルマン)
ディミトリス・ミトロプーロス(指揮)
録音1956年8月26日 ケルン放送 第1ホール MONO
ミトロプーロスはこの曲をまず、1956年8月15日のザルツブルク音楽祭で演奏
し、約10日後にケルンで再度演奏しました。この記録は、そのケルンのもので
あり、WDRのマスターテープからの復刻となります。全編に漂う異様な熱気が
たまりません。サンクトゥスを歌う当時31歳になったばかりのニコライ・ゲッ
ダで、若く張りのある歌唱が印象的です。

ICAC-5076 ¥1750
ヴォルフ:イタリア歌曲集
ジャネット・ベーカー(メゾ・ソプラノ)
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
スチュアート・ベッドフォード(ピアノ)
録音1977年6月19日 SNAPE MALTINGS, オールドバラ音楽祭 STEREO
イギリスの名歌手ジャネット・ベイカー(1933-)は、その卓越した歌唱力と劇
的な表現力で知られ、ブリテンなどのイギリス作品のほか、マーラー歌手とし
ても一世を風靡しました。かたや、リヴァプール生まれのバス・バリトン歌
手ジョン・シャーリー=カーク(1931-)は1961年のグラインドボーン音楽祭で
デビュー、その後はベイカーと同じくブリテンの作品を定期的に演奏し、名
を馳せた事で知られています。1977年のオールドバラ音楽祭で演奏された、
このヴォルフ(1860-1903)の「イタリア歌曲集」は、全46曲の短い歌の中に、
溢れるほどの芸術性と男女間の恋愛感情の機微が凝縮されているもので、ブリ
テンの屈折したドラマとはまた違う、濃厚なロマンが感じられる歌曲集です。
ベイカーとシャーリー=カークは、知的に、また抒情的に表現することで、
一つの小宇宙を構築しています。ピアノのベッドフォードも、歌と対等な自
己主張を聴かせます。




<Rondeau>
ROP-6048 ¥1750
バッハ・イン・ジャズ
1.カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より
「主よ、人の望みの喜びよ」
2.イタリア協奏曲 BWV971 第1楽章
3.マタイ受難曲より「わがイエスは不正な嘘にはじっと黙り」
4.マタイ受難曲より「耐えなさい。 私を偽りの舌が刺すときも」
5.ヨハネ受難曲より「打ち砕け、この身を」
6.カンタータ「かくて戦い起れり」BWV19より
「とどまれ天使よ、わがかたえに」
7-8.カンタータ「心せよ、汝の敬神に偽りなきやと」BWV179より
9.カンタータ「ああ、いかにはかなき、いかに空しき」BWV26より
「流れ走る水のごと」
10.管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067より「バディネリ」
11-12.カンタータ「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21より
13.管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068より「エア」
14.カンタータ「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21より「喜べ、今わが心よ」
15.カンタータ「ほめよ主を 強き栄えの君を」BWV137より
16.カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より「イエスはわが喜び」
マルティン・ペッツォルト(テノール)/シュテファン・ケーニヒ・トリオ
録音 2011年6月6-8日 ベルリン トラウムトン・スタジオ
ライプツィヒの聖トーマス教会少年聖歌隊の一員として少年時代を過ごした
後は、オペラ歌手、オラトリオ歌手として素晴らしい活躍をしているテノール
歌手マルティン・ペッツォルト。とりわけJ.S.バッハ作品の解釈に定評があ
り、数多くの名指揮者とともに、素晴しい演奏を披露しています。2012年の
来日公演での「マタイ受難曲」では、体調不良で降板したクリストフ・ゲンツ
の代役までも務め、福音史家とテノール・パートの両方を歌い、人々を感動
の渦に巻き込んだことも記憶に新しいところです。そんなペッツォルトが挑ん
だのは、J.S.バッハの作品とジャズの融合というもの。バッハ作品の懐の深さ
については、誰もがご存知の通りで、様々なジャンルのアーティストたちが思
い思いにバッハ作品をアレンジしていますが、ここでもピアニストのシュテ
ファン・ケーニヒが、ゴキゲンなアレンジで「新しいバッハ」を見せてくれて
います。曲の選び方が、日本ではなかなか考えられないものであり(マタイを
ジャズなんて!)この面でもとても興味深いものがあります。魅力満載の1枚
です。

ROP-6055 ¥1750
アンドレ・カプレ:オラトリオ「イエスの鏡」(ロザリオの神秘)
1-6.第1部:喜びの鏡/7-12.弟2部:哀しみの鏡/13-18.第3部:栄光の鏡
エステル・チョイ(メゾ・ソプラノ)/エステル・ベルトラム(ナレーター)
テレサ・ツィメルマン(ハープ)
ハノーヴァー少女合唱団/イル・ジョーコ・スオノ
グトルン・シュレーフェル(指揮)
特音 2011年7月1-3日 ハノーヴァー,パウル教会
作曲家、指揮者アンドレ・カプレ(1878-1925)はドビュッシーの友人であり、
近年では「子どもの領分」や「月の光」の管弦楽版の編曲者としてもおなじみ
の名前ですが、純然たる作曲家としてのカプレは多少軽んじられている面もあ
ることは否めません。とは言え、この「イエスの鏡」は彼の代表作の一つとし
て知られ、録音もいくつか出ています。1923年、第1次世界大戦で負傷したカ
プレは、「受胎告知」からはじまるイエスの生涯を描いたアンリ・ゲオンのソ
ネットに曲を付けます。全体は3つの部分に分かれていて、弦楽四重奏とコン
トラバス、ハープ、女性合唱、メゾ・ソプラノの独唱という、柔らかい響きに
満たされていて、確かにドビュッシーを上回る神秘性と異国趣味を感じさせ、
カプレが並々ならぬ才能の持ち主であったことに気づかせてくれる大作である
と言えるでしょう。この演奏は、硬質な響きを生かした合唱と、包み込むよう
な弦の音色が見事な調和を見せています。ソリストも申し分ありません。

ROP-6056 ¥1750
シェイクスピア21
1.ハーグヴィル(1953-):リュートを弾くオルフェウス
2-4.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):3つのシェイクスピアの歌
5-8.スヴェン=エリク・ヨハンセン(1919-1997):
ファンシー 第1集より (シルヴィア/緑の木の下で/吹け、吹け、冬の風/
ファンシー)
9.ニーデル(1957-):眠りに落ちる、死を聴きながら
10-14.マルタン(1890-1974):
シェイクスピアの「テンペスト」から「アリエルの歌」
15.ラーシュ・ユーハン・ヴェルレ(1926-2001):オルフェウス
16.ハーグヴィル:ソネット 第43番
17.ニルス・リンドベルイ(1933-):君を夏の一日と比べてみようか?
18-19.スヴェン=エリク・ヨハンセン:
ファンシー 第1集&第2集より (おお、私のミストレス/恋人よ、恋の春)
20.マンテュヤルヴィ(1963-):お粗末な歌
ハノーヴァー室内合唱団/ヨハンナ・マリー・ヘンニング(ピアノ)
シュテファン・ドールマン(指揮)
録音 2011年9月30日-10月3日
ハノーヴァー,キルヒェ・デス・シュテファンスティフト
シェークスピアの詩にインスパイアされた合唱作品集です。作曲家の出身国
は様々であり、どことなくお国柄が見えてくるのも楽しいところです。民謡風
なヨハンセンの作品や、マルタンの無調ぎりぎりの曲、合唱ファンにはおなじ
みのマンテュヤルヴィのこじゃれた曲など、ハノーヴァー室内合唱団が素晴
しいハーモニーで聴かせます。21世紀のシェイクスピアをどうぞ。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0